【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第55章 To cherish
「何か隠してるよね?」
彼は微笑むと、箱ごと私を抱きしめた。
「こんなところで、ダメですよ。何も隠してません」
「まぁ、いいや......手伝うよ」
強引に箱の中に手を入れて、それを掴もうと......
「触らないで!」
慌ててその手を掴めば、ダンボール箱は床に落ちる。
「わっ!」
「あっ!」
私達は二人で盛大に転んだ。
「怪我はないですか!?」
「平気だよ。少し転んだだけなんだから」
「よかった......」