【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第6章 大胆不敵なSweet Girl
「剛士、みょうじさん病み上がりなんだから」
増長さんはこちらに来ると、私を背中に庇ってくれる。
本当に王子様......私がお姫様じゃないのが残念だけど。
王子様とお城の召使い?いや、王子様と庶民?
「剛士は好きな子を可愛いからっていじめるタイプなの?モテないよ」
「聞きづてなりませんね。なまえさんを可愛いくないとは」
「とりあえず、私は着替えて来ますね?」
逃げよう、逃げよう。
「先に撮影しましょう。次のコスプレを撮らせていただくまで、宝物にするので」
約束してたっけ?
「着替えなら任せてよ。怪我してるのに、大変でしょ?手取り足取り、お世話してあげる」
ど、どうしよう?
そんな時、救世主が現れた。
「みか、やめろ」
美しくて、男らしい......。
「百くん、助けてください!」
「ああ、なまえ。もう、大丈夫だ」
あ、そうだ。
「百くんが着た方が可愛いと思います」
帝人さんの百くん愛はすごいから。