【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第52章 My one & only Love
「気が変わっちゃった」
「......きゃっ!」
軽々と抱き上げられると、あっという間にベッドの上?
ふかふかのタオルで髪を拭かれて、思わず身をよじる。
「ふふっ、くすぐたいです!」
「こんな時まで可愛いとか......一体、俺をどうしたいの?」
「えっ?」
首を傾げるとそのまま押し倒された。
「お風呂で、その......しなくて良かったんですか?」
どうして、やめちゃったんだろう?
何か事情が......?
「うん、みょうじさんの中でさせて?」
「は、はい......」
「ごめん......一回じゃ終われないかも......」
「えっ?」
近づいてくる香りに目を閉じると、優しく口付けられた。
「はい」
手渡された......これって、避妊具だよね?
「着けて?」
素敵な笑顔でそう言う彼。
「ええっ!」
わ、私が......?
「分かりません......」
「教えてあげるから」
彼のそこに触れさせられると、袋から出した物をもう一方の手に持たされる。向かい合わせで下に手を下ろされると、ズルッとそれも下りた。
「すごい!こうなってるんですね?」
本当に知らないことばかりで、何だか申し訳ない......。
驚いていると優しく口付けられる。
「ふふっ、次からは着けられるね?」
「えっ......?」
「触って着けて挿れて良いからね?」
頭を撫でられて、そこにキスされた。
どういうこと......?
「みょうじさんになら襲われたいな?」
一気に顔が熱くなる。
「む、無理ですから......」
「いつになったらそういう事してくれるの?」
膝を掴まれるとそのまま一気に開かされる。
「ここ......まだ溢れてる」
咄嗟にそこを隠した。丸見えだし......恥ずかしい。
「明かり......消してください......」
彼と目が合うと顔から火が出そうになる。
「前はあんなに積極的だったのに?」
「お願いします。暗ければ大丈夫なので......」
「ふふっ、分かったよ」
よかった......差し込むのは月灯りだけになった。