【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第6章 大胆不敵なSweet Girl
「みょうじさん、自分を大切にしないと。俺たちの為に無茶しすぎだよ。みょうじさんが傷付いたら俺たちも悲しいんだから。ね?」
増長さん。
彼らの反応で伝わる。
私が皆を思うように、皆も私のことを思ってくれてるんだ。
「す、すみま...せ......」
そのことに気づくと、胸が熱くて視界がぼやける。
「ああっ!?リーダーが泣かせました」
「いけないんだ、いけないんだー」
「暉、小学生かよ......やめろ」
「リーダー、泣き止ませないと......」
「ええっ!みょうじさん、泣かないで......」
増長さんがおろおろしているけど、取り乱している姿は新鮮かも。
「ふふっ、焦る姿は新鮮ですね?」
「えっ、そうかな?でもそのまま!笑ってて!ね?」
私はこんなに優しい人達と一緒に仕事が出来て、A&Rとして側にいれて幸せだ。
彼らに出会えて本当に良かった。
「なまえちゃん、よかったぁ......」
「つばさちゃん!」
彼女にもよほど心配をかけたみたいで、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
そのまま彼女を抱きしめた。
「大丈夫だよ。心配かけてごめんね?」
「ううん、おかえりなさい」
「ただいま......」