【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第49章 私の居場所、未来への約束
身体が離れて彼がステージに上がる。
「俺のこと一番見ててね?」
「えっ......?」
流れ出した......この曲......年末ライブの時の新曲?
増長さんに続いてステージの上にBプロの全員が揃った。
「ーーん!」
「なまえちゃん!」
「つ、つばさちゃん!」
彼女が隣に来てくれていることにも気付いていなかったみたいで、曲はあっという間に終わっていた。
「この場所で伝えたかったんだけど、改めてお帰りなさい」
つばさちゃん......。
「本当にありがとう......ただいま!」
東京から離れた日......最後に彼らを見たこの場所。
この場所から本当の意味で始まりな気がする。抱き合っていると、複数の足音が近づいてくる。
「すごく素敵でした!ありがとうございます」
言い終わって頭を下げると、喉が焼けるみたいに熱くてぽろぽろ涙がこぼれた。
「改めておかえり。なまえ」
「おかえり......って、また泣いてる。本当に泣き虫なんだから」
北門さん、竜持くん。
「おかえり......離れた日からじゃねぇけど、まぁいいんじゃね?」
「おかえりなさーい!年末ライブ ♪ あの日からまたやり直そうよ!」
「おかえり。やっぱり俺の側にはなまえが居ないとね」
剛士くん、悠太くん、愛染さん。
「おかえり......俺達にはなまえが居ないとだめだ」
「おかえり〜!これからもっと、もっと、一緒に楽しいことしよう!」
「おかえり。お前が居ないとまとまらねぇだろ?またよろしくな」
「お帰りなさい!これからも僕達の側に居てくださいね」
百くん、暉くん、龍さん、帝人さん。
「おかえりなさい......これからもずっとよろしくお願いします」
「おかえり〜!今度は逃がさないよ?逃げ出そうとしたら、捕まえるからね?」
「おかえり!これからも成長していくつもりだから、側で支えてほしいな」
「おかえりなさい。これからも素敵な笑顔で俺たちを見守ってください」
遙日くん、唯月くん、明謙くん、弥勒くん。
「これからも一緒にいようね。勿論、俺とは一生一緒だよ」
増長さん......。