【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第49章 私の居場所、未来への約束
えっ......?
後ろから抱き寄せられる。
引かれてないし、怒ってない?
謝るチャンスは......今しかない!
ぐるんとそちらを向いて、増長さんと向かい合わせになった。
「話しかけてくれてありがとうございます。この間は本当にごめんなさい!」
「ふふっ、気にしてないよ。俺の方がごめん......小さい頃から知ってたら、その時から約束をしたのにって思ってたんだ。」
約束......?
彼がステージから降りて来て目の前に立つ。
増長さんの子供の頃?まじまじとその顔を見つめた。
「今も綺麗だけど......小さい頃からすごく可愛い子だったんでしょうね。知っててもキラキラしすぎて近寄れない......遠くから崇めたい......」
こんな綺麗な男の子......本当に自分が女の子なのか疑わしくなりそう。
「何度見ても大変お美しい。もはやこの世のものとは思えません。」
その美しい顔は、きょとんとした後で笑顔に変わった。
「ふふっ、なにそれ?なにかの舞台でありそうだね。でも......男に言うセリフじゃないよ。」
「笑ったお顔は勿論......怒った顔も美しい。もはや崩れる瞬間を見たことがない!」
いや、本当に!本当なのに......!
爆笑される。
「はぁ......お腹痛い。みょうじさんは本当に俺を笑わせるのが上手だね。まぁ今約束すればいいよね?」
「えっ?」
ひとしきり笑い終えた彼は真剣な顔になって、そっと手を取られるとそのまま指に触れられる。