【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第48章 素直な気持ち
何て伝えれば上手く伝わるんだろう?
本当のことを言ってしまえば、気を使わせてしまうだろうし。
「これからはお互い仕事仲間として、増長さんのこと前みたいに応援してます」
彼の中でも私達の出会いが、良い思い出になってるといいけど。
増長さんの返答は想像とは違った。
「抱かせてよ。好きじゃないなら感じないよね?試させて」
咄嗟のことに反応できなくて唇に柔らかいものが触れる。
どうして......キス?
「ます......んっ」
トンッと押されると、そのままベッドに組み敷かれる。
止めないと!
「こんなことして......何になるんですか?」
「何になるのかな?でも今だけは流されて?」
「離してください!」
必死に抵抗するけど、だめだ。
「下着外さないと、苦しかったよね?」
今の方が別の意味で苦しい。
ブラウスの裾から手を入れられると、そのままホックを外された。
「やっ、もう......やめて」
直接胸に手が触れる。
「んっ......」
「ここ立ってるよ?好きじゃなくても感じるんだ......」
先端を指で刺激されて、身体が熱い。
「違っ......やめて......」
「別れた気なんてないよ。夜叉丸さんが好きだと思って、別れてあげるって言った。決めるのはみょうじさんだった。」
必死で彼の胸板を押す。
「それなら、今返事します。私と別......んっ!」
続きを飲み込むような口付けに言葉が詰まる。
「言わせない」
「ふぁ......もっ、やめ......」
別れようって言われて泣いた時、少なくともあの時は傍観者ではなかった。あんなに感情を曝け出して泣くなんて普通ならない。
今はどうなの?慌てて両手で彼の口を押さえた。