【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第48章 素直な気持ち
自然な動作で時計を見つめる。
「でも、もう二時間経ちますね?お開きですよね......。」
どうにか持ち堪えた。
「ええ、二次会行こうよ!」
「つばさちゃんこの通りふわふわしてますし......私も頭が重たくて、すみません。」
その後は、無事にお店を出れた。
どうにか、切り抜けた......。
後は、つばさちゃんを家まで送って帰るだけだ。
「今日はお誘い頂きありがとうございました。」
「ありがとうございました。」
二人で頭を下げる。
「澄空さんの家は俺と方向が一緒だから、タクシーを乗り合わせようよ。」
森野さんが提案する。
その提案は受け入れるわけにいかない。
「私はつばさちゃんを介抱するので、一緒のタクシーで帰ります。」
「みょうじさんも顔真っ赤だよ。酔っ払ってるのに介抱なんて出来ないよ。森野に任せよう!」
その指摘は最もだ。
今も根気だけでどうにか立っている。
「みょうじさんは俺と同じ方向だよね?俺たちも乗り合わせよう!」
木之下さんも提案してきた。
反対方向に、つばさちゃんが連れて行かれてしまう。
私の肩は木之下さんに掴まれたままだ。
つばさちゃんが危ない!
「待ってください!」