• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第47章 本当の自分


素直に甘えられたら、どれほど良いんだろう。

そんな資格が、私にあるんだろうか......?


「アンタ、ひどい顔ね......。」

「開口一番、ひどいセリフですね。」

「和南と揉めるのはやめてね。」

「はっ!なんの話ですか?」

「デキてるんでしょ?」

「で、デキてないです!」


す、鋭くない?


「バレバレなんだから、隠さなくていいわよ〜。」

「ええっ!」

「和南が女性タレントと仕事の時、いつもそういう顔してるわよ?」

「ええっ!」


昔から自分は顔に出してるつもりでも、全く出てないって言われるのに......。

怒ってても「すごく優しい言い方。」とか言われるし......。


ただ単に、彼と夜叉丸さんがすごいだけだよね。


「まぁ、気づいてるのはアタシくらいよ。一緒に住んでたことがあるんだから、それくらい分かるわよ ♪」

「や、夜叉丸さーん!」


思わず彼に抱きつく。


「やっぱり、夜叉丸さんは私の一番の理解者です!」

「あら、そう?アリガト。」

「やきもち焼きってばれたら、嫌われる!私なんて、独占欲が服着て歩いてるような奴なんですよ!」

「何よ。ソレ......?」

「とにかく、非常に面倒くさい奴なんです!だから、こんな自分を知られるのが怖くて......。」

「ナルホドね。アナタ本当に厄介ね、大変だわ。」

「ですよね!なんで私みたいなのを選んでくれたのか分からない。」

「確かに彼は、真面目で努力家......。」

「アタシは好きよ。アナタも好きでしょ?」

「私は......すごく好きです!大好きです!!」
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp