【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第46章 心地いい時間
皆さんが次々に頷いてくれる。
もう、溢れる涙を止めることができない。
目元を抑えると、抱きしめられた。
「泣かないで?ファンです!!」
「暉くん!?」
暉くんのほうが人気アイドルなのに......奇妙な光景だな。
「うっ、ありがとうございます......?」
「そういえば、カズどういうことなの?」
ああっ!
「みんな、ごめんね?」
「皆さん、ごめんなさい......増長さんを責めないでください。」
あわてて彼の前に立つ。
「元後言えば、私のせいで......皆さんにご迷惑をおかけして、ごめんなさい。」
「もう謝らなくていいから。可愛いなまえがそう言うなら、仕方ないから許してあげる。それにしても、トモの予想は的中だったね?」
「予想?」
「この街で遊ぶなら遊園地かなって。来れば会えるかと思って、皆で来たんだよ。」
言いながら、北門さんが涙を拭ってくれた。
「ありがとうございます......とっても嬉しいです!」
よかった......。
えっ?
突然、後ろから抱きしめられると掌に口付けられる。
「「ああああー!?」」
「本当に俺の恋人は、いじらしくて可愛いよね?」
「ま、増長さん......?」
あれ......?
全然、反省していない......?
「なまえチャンが......恋人!?」
「どういうことですか?リーダー!!」
「思い合ってる男女がいれば、交際するのは自然な流れだよね?」
「俺は付き合わないとどうなるかと心配してたからな。なまえの安全は守られたわけか......。」
「なまえの嫁は俺だ。」
「も、百くん......今日も美しいです。」
「なまえ!?」
あっ、思わず抱きついてしまった。
「まっすー、ずるいよ!」
「増長の抜けがけは、予想通りだけどな。」
「なまえのお尻は増長さんのものになったんですか!?」
「ええっ!」
な、なんの話?
「私の身体は私のものですよ?」
某人気映画、身体が入れ替わる的なことは起こらないから。
「勿論、俺のものだよ。心も身体も全部。」
顎を掴まれると、顔はかなり近い。
「お、落ち着いてください!」
「通常運転だよ?みょうじさんもよく使う台詞だね?」