【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第46章 心地いい時間
あっ、あの人もうずくまってる。
目に入ったのは、出口付近でしゃがみ込む人。
怖かったもんね......。
「姫、お帰り。」
優しい声が聞こえて、ギューッと抱きしめられた。
この声......
「愛染さん!?」
「そうだよ、迎えに来た。」
「なまえちゃん!」
この声は......
「悠太くん!」
それなら、あのうずくまってる人は......もしかして。
「ご、剛士くん......?」
「そうだよ、剛士は怖がりだから。リアクションが面白いよね?」
「うんうん!僕もごうちんの悲鳴が気になって、お化け屋敷どころじゃなかったよ〜 ♪ごうちんが可哀想で」
「愛染、阿修......覚えとけよ。」
彼の顔色は勿論、とても悪い。
「お帰り。」
えっ!
腕を引かれて、背後から抱きしめられる。
この声......
「北門さん!?それに竜持くんも。」
「そうだよ、やっと会えたね?」
あれ......?
遠くからこちらに手を振る人影。
「なまえさーん!お帰りなさい。」
「なまえチャーン!」
「予想的中みたいだな。お帰り。」
「お帰り......。」
帝人さん、暉くん、龍さん、百くん。
「おーい、なまえ!」
「なまえさん......。」
「なまえちゃん!」
「なまえさん。」
後ろから声がして、お化け屋敷の方へ振り返る。
遙日くん、唯月くん、明謙くん、弥勒くん。
「「お帰りなさい。」」
いつの間にかBプロ全員がこの場に揃っている。
「皆さん、ごめんなさい!勝手に居なくなって。」
「待ってたよ。」
「遅い、待ちくたびれたよ。」
「もう勝手に居なくなるんじゃねぇぞ。」
「お帰り〜 ♪ 帰ってきてくれて、嬉しいな。」
「離れていた時間を二人で埋めようね。」
「待ってた......お帰り。」
「なまえチャンが帰って来てくれて、ほんっとに良かった」
「お前が居ないと大変なんだよ......お帰り。」
「なまえさん、お帰りなさい!」