【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第46章 心地いい時間
えっ......されたっけ?
「されてないですよ。」
「知らないよね?寝てたから。」
「ええ!」
「二回もしちゃった......可愛いのに警戒心がないからだよ」
「ええっ!本当ですか?」
全然、知らなかった。
「あの日はね......信号待ちで隣を見たらみょうじさんが眠ってて、前に聞いてた通り可愛い寝顔だなって。近くに車を停めてもう少し見ておこうって」
「え、恥ずかしすぎます!」
知らない間に寝顔を沢山見られてたんだ......。
「ごめんね。途中から眠らないように無理してたのにも気づいてたから、愛しくなっちゃったんだろうね。可愛いのに俺に対して警戒心無いし、無防備だからキスされるんだよ?」
「え......私の責任?」
「うん。キスする時に近くから見ても可愛いすぎて......気づいたらもう一回しちゃってた」
「増長さんの方が近くから見ても、ものすごくかっこいいですよ......」
「ありがとう。今ならそのまま食べてるのにね?もったいないな」
「もうっ!増長さん!!」
「ふふっ、怒った顔も可愛いね」