【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第46章 心地いい時間
ぐぅーーっ。
「あ、鳴っちゃった......。」
思わず、漏れた心の声。
「ぷっ、あはは!」
目の前の彼は大爆笑だ。
「ははっ、本当に面白い!!」
「お、面白くないですから!!」
「もう限界です!ご飯作りますね?」
「俺も手伝おうかな?」
「簡単なので、大丈夫ですよ?」
「それなら、出来るまで抱きしめとこうかな?」
「危ないですから。」
なんだか、料理している姿を見られているような。確か、前にもこんな事あったな。そんなこんなで簡単な朝食を作った。フレンチトーストと目玉焼きとウインナーとサラダをプレートに盛り付ける。
「いただきます!」
嬉しそうに手を合わせる姿は少年のようで可愛い。好きな人が喜んでくれるだけで嬉しいし、お口に合えば良いんだけど。
「簡単なものでごめんなさい。味、大丈夫ですか?」
「うん、美味しいよ!さすが俺のお嫁さん。」
「よかったです!でも、気が早いですからね?」
「えっ?」
「そんなに簡単に結婚相手を決めたら、だめです!もっと慎重にならないと。そもそも、増長さんは結婚に夢が無かったんですからね?」
「確かに、そうだよね。」
「ふふっ。だから、ゆっくりでいいんじゃないですか?」
お仕事のこともあるから。今はお仕事が優先でいいんじゃないかな?
「それは無理かな。」
あれ......?
予想していた答えと違う。
「みょうじさん可愛いから、早くしないと取られちゃうかも。」
「そ、そんなこと言ってくれる人、増長さんくらいですよ?」
「そうだと良いんだけど......みょうじさんには俺しか居ないよ」
「は、はい!」
「ふふっ。これから、色々大丈夫かな?適度には我慢しないと、あんまり煽ったりしないでね?」
「え?」
「勿論、夜の営みの話だよ?」
「夜の、いとなみ?」
「今度はいつしようかな?」
「なんだか、卑猥なお話ですか?」
トマトをくわえると唇ごとかじられた。
な、なに!?
突然のことに、びっくりする
「みょうじさんが美味しそうだったから。」
「大胆すぎです!」