【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第42章 キミとの出会いを運命に
彼女はいつでも可愛いくて触れたい気持ちが止まらない。
でもベッドの上で彼女にあまり触れたらいけないよね......?
我慢出来なくなったらいけない。あの時は彼女から言ってくれたから手を出してしまったけど。
今までは意識してほしかったり、他の人にやきもちを焼いたりで手を出してしまってた。でも今日からは恋人なんだからちゃんとしないと。
あの後すぐに彼女は眠ってしまった。
眠るのが恐いっていってたけど......安心できたのかな?
あ、寝顔......可愛い。
もぞもぞと近づいてくるとピトッと俺の胸板に抱きついてくる。
「ふふっ、ま、すな......が......さん」
え......名前......!?
頭を擦り付けてくるけど一体どんな夢見てるんだろう?
「も、食べ......られ......ま、しぇん。」
夢の中でも俺に餌付けされてるの!?
「す、きぃ......」
聞こえた言葉に一人で赤くなる。
「バ、ナナ......」
「なんだ......バナナか......」
残念な思いながらも笑いがこみ上げた。眠ってても君は俺を翻弄してくるんだね?お返しにもう一回キスしようかな。眠っている彼女にちゅっと口付けた。唇を塞がれたからか、眉間にシワを寄せて息苦しそうにしている。その顔も可愛いくて思わず声が漏れそうになる。
だめだ......始まったばかりの俺達だけど俺だけすでに末期なのかも。
「......夢?」
可愛い声と共に薄く目を開けた彼女はーー
寝ぼけてるのかな?