【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第42章 キミとの出会いを運命に
どうしよう......。
「私、増長さんに似合ってないですよ?」
声が、震える......。
「ふふっ。可愛いすぎるから?」
「ち、違います......可愛いくないし、美人でもないから。騙して逃げるし、再会したら身体の関係をお願いするし......あれ、最低じゃないですか?」
「可愛いし、性格も良いし、食いしん坊だし、面白いし、一緒に居て飽きない。料理もお菓子作りも上手だし、歌も上手で、絵も上手......」
「ほ、褒めすぎです......あれ、食いしん坊は褒めてます?」
「褒めてるよ。食べてる時もものすごく可愛いから」
少し笑えたけど胸が苦しくて......視界がぼやけた。
「極め付けに身体の相性も良いよね。そういう所も勿論好きだよ?」
えっ......?
「な、涙が止まりました......怒りますよ?」
「ふふっ、怒って?」
「なんで嬉しそうなんですか?」
キラキラな笑顔を向けられて困惑する。
「だってそんな姿は中々見れないだろうから。みょうじさんのことならなんでも知りたいよ」
「ふふっ、増長さんって本当に愛情深いですね」
その笑顔につられて思わず笑ってしまった。
「そうかな?もしそうだとしてもそれはみょうじさんにだけだよ。ねぇ、返事を聞かせて」
私はきっと今までで一番赤い顔をしていると思う。