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【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第42章 キミとの出会いを運命に


「俺の所に永久就職でも良いって事だよ。そうなったらガンダーラは寿退社になるね」


永久就職......?


「ええっ!」


「むしろ俺はそういう意味で前に『ずっと一緒に居よう』って言ったんだけど」

そう言うとグッと距離を縮められた。
その距離は鼻が当たりそうだ。


顔が近い......!


「ほ、本気ですか?」

「うん、嘘はつかないよ。つくとしたらみょうじさんの為だけかな」

「ちょ、ちょっと待ってください!今混乱してますから......」


彼の胸板を押し返す。
脳内処理が追いつかない......。


「ふふっ、混乱してるところを押し切っちゃおうかな」


そう聞こえると鼻に口付けられた。

顔に熱が集まる。


「ますながさん!?アイドルが結婚とかはだめですよ。恋愛もだめなのに!」

「どうしてだめなの?」


確かにそう言われると......。


「暗黙の了解的な感じですよね?若いアイドルの結婚って中々無いですよね?」

「でも、みょうじさんは若いお母さんになりたいんだよね?」


あっけらかんと言う彼。

確かに......そんな事を言った気がする。


「俺はもう結婚できる年齢だし、みょうじさんも出来るよね?」


やっぱり......綺麗だから告白も絵になるな......。

って、告白されてるの!?

「あの、失礼を承知でお聞きしたいんですけど......これって本気で告白されてるんですか?つまり......恐れ多くも増長さんのような綺麗な人に平々凡々の私が交際を申し込まれてるんですか?」

おずおずと切り出すと王子スマイルの彼。

「うん、そうだよ。平々凡々は違うけどね」

こんなに綺麗な人が本気で私を......。
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