【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第42章 キミとの出会いを運命に
「黒歴史!?」
慌ててそれを取り上げる。
「ふふっ、なにそれ?」
どうして......彼がこれを......?
「こ、これ地方雑誌ですよ。どこで手に入れたんですか?」
沙知の身代わり......川での撮影......。
増長さんに見られたなんて恥ずかしい。
「ふふ、内緒。はしゃいでる姿も可愛いね?これでこの場所に居ることを知ったんだよ」
「このことは忘れてくださいね」
それを躊躇なくゴミ箱に放り込もうとする。
あれ?
手、掴まれてる......?
「これは俺のだから捨てたらダメだよ」
そのまま抱き上げられれば向かい合わせで膝の上に乗せられた。
この状況は......なに?
「あの日の翌日はオフだったから、ロケ終わりにこっちに泊まって探そうと思ってたんだよね。そしたら、サプライズする式の花嫁がみょうじさんだなんて......」