【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第38章 ありがとうのStage ! (2期最終話)
ライブ当日、会場はドキドキとワクワクで満ち溢れていた。
「ああー、ドキドキワクワクが止まりません!!」
「眠れなかったでしょ?ひどい顔よ。」
「ええっ!?」
思わず目元を押さえた。
「まぁ、いいですよね?見る側ですから。」
「はいはい。」
大熱狂の中ライブが始まった。
勿論、ライブビューイングも同時開催だ。
最初の曲は、
『絶頂✴︎エモーション』
その後も様々な楽曲を披露する。
隣を見れば夜叉丸さんもステージに釘付けで、嬉しくて胸がキュッとなった。
無事にライブが開催されて、会場で彼らを見れて本当に良かった。
別れの日よりも......もっともっと、輝く彼らを見てそう思う。
これからも、日に日に輝きを増していくだろう。
北門さんが前に言っていたようにその光と歌声は遠くにも届く。
「次の楽曲は俺たちの新曲になります。」
これが、新たな挑戦。
3、2、1、
街頭ビジョンの映像が切り替わる。
「みんなー!見えてますかー?B-PROJECTです!」
「今、僕たちはライブ会場から生中継でお送りしています。」
「皆さんの応援のおかげで、今日のライブを開催することができました。本当にありがとう!」
「会場の皆も、ライブビューイングの皆も本当にありがとう!」
「沢山心配かけてしまったと思います。皆、不安にさせてごめんね?」
「会いたかったよ、クイーン!」
「うさぎちゃん。そして、ハニガもスライバーの皆さんも聞こえていますかー?」
「お前らの声、もっと聞かせてくれ!」
「俺たちも、絶対絶対みんなに会いたかったから諦めなかった!」
「こうして、14人でステージに立てたことそして......。」
「皆の笑顔が見れたこと、本当に嬉しいです。」
「今日のこの日を、絶対に忘れない!」
「皆の想いと共に、俺たちは進み続けます。」
「まだまだ、デートのお楽しみはこれからだよ?子鹿チャン達。」
「伝えたいことは全部歌に込めた。お前ら、まだまだ、盛り上がれんだろーな!」
「聞いてください!僕たちの新曲!!」
『あえて言葉にするなら』
それは、スポンサーを引き止めたあの曲。
〜♪
一瞬、一瞬を胸に刻んで、目に焼き付けて、
その大熱狂は最初から最後まで冷めることは無かった。