【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第38章 ありがとうのStage ! (2期最終話)
『JAPAN DOME CITY HALL』
規模が小さくなってしまったら、入場出来る人数もかなり少なくなる。
キャパは、ジャパンドームの1/20だった。
「チケット、何とかして皆が買えるように出来たりしないかな?」
「そうですよね!一人でも多くのファンの方に楽しんで頂けるようにスタッフ総出で対策を考えていますので、皆さんは心配せずに、レッスンに集中してください。」
「よーし、練習頑張るぞーー!!」
「ダンスレッスンに歌にMCパートにコントに漫才に......「何の練習するつもりだよ?」
逆境の中でも彼らは前向きだった。
しかし、状況は一転した。
「澄空です。紺野さんそちら上手くいきましたか?」
「いやー。やっぱりハコが小さくなっちゃ採算が取れないと......一難去ってまた一難だよ。」
「はい、そうですか。スポンサーが降りた。何とかならないんですか?」
足音につばさが振り向くと、彼らの姿があった。
「皆さん。」
「あの、スポンサーが降りるってことは......?」
「制作費が無くなっちゃうから、ライブの開催自体が危うくなるってこと。」
「ええ!!」
「大丈夫です!きっと、何とか、何とか......。」