【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第31章 I loved good bye
そちらには、彼らの姿があった。
「あなたにはお世話になりました。でも......」
「これ以上つばさを追い詰めるって言うなら、俺達にだって考えがあります」
「考え?偉くなったものね。アタシに歯向かう気?」
その発言に夜叉丸さんが食いついた。
「つばさは俺たちのA&Rであり、仲間ですから!」
「それに俺たちは復讐の道具じゃねぇ!」
「うっ」
夜叉丸さんの表情が曇る。
「やめてください。皆さん!これは私の問題で「それは違う。Bプロは14人だけがメンバーじゃない」
「二人を含めた16人揃ってB-PROJECTなんだよ。最初にそう教えてくれたのは夜叉丸さんじゃないですか!」
「はっ、そんな事本気で信じてたの?バカバカしい。私が本気になればあんた達を潰す事なんて簡単なのよ」
どうして......?
「させません!」
「今はキラキンだっていますから!」
「なまえとつばさも、俺達も簡単には潰れません!だって、そう育ててくれたのは夜叉丸さんですから」
「夜叉丸さんが全部教えてくれたんです」
「仕事のやり方と大切さを。面白さも。」
「思い出してよ!夜叉丸さん!!」
そんな彼らの言葉を振り払うように、
「アタシには怒りと憎しみしかないわ!」
夜叉丸さんは大きな声を上げた。
後ろからグイッと腕を引かれる。
「やっぱり、知ってたんですね......?」
背後に声をかけると同時に、遠くから声が聞こえてきた。
「朔ちゃん」
「「社長!?」」
篤志さんと......修二さん?