• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第31章 I loved good bye


ーープルルルルッ


早く繋がって!
繋がると同時に相手より先に話す。


「ちょっと、話が違うじゃないですか!」



「ゴメンね〜?」

「ゴメンね〜じゃないです。」

「あらあら、随分怒ってるじゃない。」

「約束を一回反故したら、私もとんでもないことを一回しますからね。」

「フフッ、アタシを脅すの?」

「はい、脅します。」


「アナタ言うようになったわね〜。」

「えっ?ありがとうございます!」

「なに言ってんの?褒めてないわよ。」

「ああ、そうなんですか?」

「あと、もうひとつ課題を与えるからゴメンね?」

「はぁ!何して......。」


ブチッと電話が切れた?


「もうっ!!」



「お邪魔します!」

キタコレの部屋に着くと、そっとリビングに入った。

なにやら、つばさちゃんが電話をしている。
静かな空間に相手のまくし立てる声が響く。


「今、ラテ欄チェックしたら『ムーンライトーク』の時間と『Mパラ』が被ってるんだけど!?」

あの時の発言、やっぱりそういうことだったのか。


「無事にオンエアされればいい。」

与えられた試練は『裏被り』

同じ時間に別の局で同じ人の出演番組番組が重複すること。
業界中ではタブー中のタブーだ。


先程の彼の発言と合わせて、行き着いた答えはそれだった。
こちらに向かう途中に確認を取ったけどそれは明白だった。


というのも、先日収録したMパラが30分後ろにズレてしまった。それは、制作側のアジテレビの連絡ミス。

その結果、MooNsのラジオの時間と被ってしまった。


叱られて戸惑うつばさちゃんの携帯を取り上げると、皆がこちら見ているのが分かる。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp