【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第28章 守りたい君の居場所
「ひぃっ!」
思わずヘンな声が出てしまったけどーー
「おはよう。可愛いお嫁さん......。」
この声は増長さん。
「お、おはようございます。危ない!包丁使ってるから危ないです!」
「いいよ。傷つけられたら、それこそ一生面倒見てもらわなきゃ。痛くないようにしてね?」
右手を持たれると、手の甲に口付けられた。
「だ、ダメです!」
「朝から新婚さん気分なんだけどな。」
「他の人たちも居ますから!」
「うーん、子供たちの事かな?」
「四人も......多いですね?」
視線が絡むと素敵に微笑まれる。
「子供は一回で出来る可能性はかなり低いよね。」
「えっ......?」
「一人について何回かしないといけないよ。四人子供がいたとしたら何回も出来るね?子供を考えだす前も出来るし。」
「あの、ごめんなさい。ちょっと待ってください!朝一の会話内容とは思えないヘビーな内容じゃないですか?」
「将来設計には必要な話だよ」
「な、何の話ですか?」
「今夜は眠れない夜を過ごすかも。」
「え?」
「みょうじさんの香りに包まれて欲情しちゃうね。」
「ま、増長さん、しっかりしてください!朝ですよ!!」
もうダメだ、目が回る。
聞き流さないと確実に振り回される!
「ふふっ、本当に俺のお嫁さんになって?ずっと一緒に居ようよ」
「そうですね......。」