【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第28章 守りたい君の居場所
レッスンは深夜まで続いた。
睡魔が何度も私を迎えに来ていて戦っていたけど、どうやら誘惑に負けてしまっていたらしい。
「ここは、どこ......?」
目を開けると知らないところ......いや知ってる。
前にいつか......?
「増長さん!?」
私は慌てて部屋から出た。
ソファの上には予想通り彼の姿があった。
「本当にごめんなさい!昨日寝てて......あっ!」
グイッと手を引かれたと思えば彼の上に倒れてしまう。
「......おはよう」
再び目を閉じる彼。
あれ何か寝ぼけて......ね、寝てる......?
まだみんなも起きていないみたい。
時計を見れば6時。
とりあえず外に出よう。
「何が良いか分からないけど......」
買い出しから帰った後、朝ごはんを作ることにした。
ーーギュッ
突然後ろから抱きつかれる。