【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第28章 守りたい君の居場所
「なまえさんも付き合ってくれますよね?」
「はい、喜んで!とりあえず、何か食べ物を買いましょう!」
「時間的に太りそうだな......」
「そ、それは困るけど、食欲には勝てないです!その後の努力でカバー?」
「大丈夫。太ってても可愛いよ」
「デブ専なんですか?だから、すぐ抱き上げるんですか?」
「ふふっ。下ろすタイミングを見失っちゃった」
「今......今ですよ」
「もう、このまま行けばいいんじゃないかな」
「は、恥ずかしくて死にますから!」
「照れ屋さんなところも可愛いね」
誰か、増長さんを止めてください。
「美味しく食べないと意味ない!!」
「確かにそうですよね......バナナが太らない食べ物ならいいのに......。」
「鍛えたら、太りにくくなるぞ」
「え!筋トレ......しようかな」
「筋肉質のなまえ......考えたくないな」
「えっ!?」
「筋肉ついてても、可愛いよ」
「それってナニ専ですか?そろそろ、下ろしませんか?」
「今日も可愛いね」
「そ、そういうのやめてください!」
「顔赤いよ」
からかい上手の......増長さん......?
「なまえさんの筋トレ姿は、貴重な気がします。」
「言うほど筋肉つかないけどな。なまえは」
「つ、つかないんですか!?」
でも、帝人さんが行かなくて本当に良かった。
この5人でMooNsだもんね。
私はこの空気感がとても好きだ。
でも、もう......そろそろ限界。
「リーダー、そろそろなまえさんを下ろしてください!」
「なまえが茹でダコ状態だ......」
「はい、おしまーい!」
「あっ、暉!」
今度は暉くんに抱き上げられて、ストンと地面に降ろされた。やっと足が着いた。
「暉くん、ありがとうございます!」
「うん、なまえチャンは俺達のものだよね!」
「は、はい......?」