【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第28章 守りたい君の居場所
「トゥーンク!こんなリーダーはなまえさん絡みでしか見れませんよ。」
「リーダー、手加減してやってくれ。」
「なまえチャンは可愛いから、仕方ないね!」
「愛されキャラだな......。」
えっ......?
「みょうじさんも、可愛い生き物が目の前にいたら抱きしめたくなるよね?」
「可愛い生き物......ハムスター?抱きしめたいです!!」
「なまえは、ハムスターが好きなのか?」
「はい!でも小さすぎて一緒に寝れないしストレスに弱いので、小型犬くらいのハムスターと暮らしたいです!」
「ええっ!大きすぎない!?」
「確かに噛まれた時とか、危ないかもですね。」
「トゥーンク!ハムスターを抱きしめて眠るなまえさん、想像するだけで可愛いすぎます!」
「あ、ありがとうございます。」
「俺はハリネズミだ。」
「キャッチコピーですね!ハリネズミも可愛いですよね!百くんにピッタリです!」
「可愛いは、褒め言葉じゃない。」
「ふふっ。ハムスターはつばさちゃんのキャッチコピーにします。天然プリティー癒しのハムスター?あれ......私、天才的なキャッチコピーじゃないですか?」
「俺はそのキャッチコピーで他の奴が思い浮かぶんだよな。」
「龍さん、誰ですか?」
「いや、天然を拒否してくるから言わねぇけど。」
「むしろ、俺がみょうじさんのハムスターになるよ?」
「え?」
「毎日、抱きしめて眠ってくれるんだよね?沢山愛してね?」
「ええっ!」
「噛んだりしないよ。優しくするから、ね?」
ど、どうしよう......王子スマイルの彼の発言。
卑猥にしか聞こえない!
やっぱり私、変態なんじゃ......。
「リーダー?そうだ、今からダンスレッスンしましょう!」
ダンスレッスン......?
帝人さんの発言に私も燃えてきた!
「ええ!こんな夜中から?」
暉くんは、眠いのかな?
「いいよ、付き合う。」
「俺も。」
「わかった。」
増長さん、龍さん、百くんはノリノリだ。
「ひかるんはどうしますか?」
「うーん、じゃあ俺も!皆で居られればそれでいい!!」
見上げれば、真っ黒な空に浮かぶ満月。
綺麗......。