【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第28章 守りたい君の居場所
「それが、正解かもしれませんね。ご家族はきっと誰よりもあなたの為を思って行ってくれてるんだと思います。言うことを聞いていれば『大学を卒業しておいた。』と思える日がくるかもしれませんし......もしかしたら、『時が経てばその夢は気の迷いだった。』と思うかもしれません。」
「帝人!?」
他のメンバーは、その発言に驚いている。
でも......、
「時間が経てば、全て忘れたら......きっと元通りの日常に戻る。そんな日がきっと、きっと、来ません!!
そんな日は、来るわけないんです!!自分が納得していない限り、後悔はずっと......きっと一生残ります。
あなたは僕と同じです。現実と夢の狭間で苦しんでいる。悩んでもがいている。簡単に諦められますか?忘れられますか?夢を追い求める気持ちを......。
人生は一回きりです。その人生、他の誰のものでもない。たった一人の、あなただけのものです。決めるのはあなたです!答えはもう持っているはずです!許しなんか、必要ないんです!」
だめだ、泣きそう。
「聞いてくれてるかな?うさぎちゃん。リクエストしてくれたこの曲を。夢を諦める歌じゃない!」
増長さんがこちらを見てタイミングを伝えると、音楽が流れ出す。
〜 ♪
綺麗なメロディーなのに歌詞は力強くて、下を向きそうになれば励まされる曲だ。彼らを近くに感じれる、応援してくれるそんな曲。