• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第28章 守りたい君の居場所


「歯止めが効かないって、最終的には......?」


「食べられちゃうね。やっぱり子供でも作ろうか?既成事実があったら結婚するしかないし」


キラキラの笑顔に似合わない、恐ろしい言葉が聞こえたような。


「常識人だったのに。増長さん、最近おかしいです」

「ふふっ、夢中になっちゃった」

「な、なにがですか!?」


増長さんは北門さんが好きなんだよね?

でも、無人島で私をからかってどうしたいんだろう?


そもそも

「増長さんと私じゃ釣り合ってないですから!」

「みょうじさんが可愛いすぎるから?」

「やっぱり視力悪いですよね?増長さんと私じゃ住む世界が違います!」

「ふふっ、一緒だよ」


彼は、いつも私に優しいけど......。


「本当の私を知ったら幻滅しますよ......」

「え......?」

その言葉に増長さんは目を見開いた。


「俺は......」

何か言いかけた唇、そのまま塞いだ。

何も言わないでほしいというように。


「他の人にして下さい。もっと、綺麗な人。見た目も......心も!」

そのまま急いで部屋を飛び出した。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp