【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第28章 守りたい君の居場所
「ご、ごめんなさい!」
その状況に顔に熱が集まり、慌てて離れようとする。
「ふふっ。こちらこそ、ごめんなさい。」
あれ?
後頭部に手を当てられると、顔を引き寄せられた。
ち、近い!
「近いです!!」
「近くしてるんです。赤くなった顔も可愛いですね。」
次第に距離が近づいて、
ちょっと、待って!!
チュッ、
柔らかなものか唇に触れた。
へっ?
......帝人さんにキスされてる!?
あの帝人さんだよ!紳士的な人だよ!
なんで?
唇が触れたまま、混乱していると、
ガチャッーー
リビングの扉が開いた。
「ただいま。帝人帰って......。」
増長さんを筆頭に他の皆さんが入って来る。
彼との顔の距離はとても近い。
慌てて離れたけど、私は真っ赤な顔をしているだろう。
「あ......お邪魔してます......。」
「おかえりなさい。」
「「ええええっ!?」」