【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第4章 煌めけVivid Color
増長さんがお礼を言う途中で、つばさちゃんのお腹が鳴った。
そのおかげで、最後に皆でカレーを食べることになる。
美味しそう!!
「美味しいね!!」
「なまえちゃん......見かけによらずよく食べるんだね」
「え?そうかな」
つばさちゃんとそんな話をしていると足音が聞こえた。
「ありがとう。おかげで良いCMが出来そうだよ」
声をかけてくれたのは二ノ宮監督。
「「こちらこそありがとうございました」」
「本当にMooNsに頼んで良かったよ」
なんと彼もFMJ歌謡祭のリハ現場にいたそうで、それが理由で彼らをCMに起用してくれたそうだ。
あの日の悔しさはこの仕事に繋がってたんだ。
監督がポンっと肩を叩いてくれる。
「MooNsが素晴らしいグループならA&Rもだね。あの場面で彼らを守る姿とても素敵だったよ。簡単に出来る事じゃない。本当に凄かったよ」
二ノ宮監督はとにかくとても温かくて優しい人だった。
「ありがとうございます......」
良い人と仕事が出来て本当に良かったな。
彼らを非難していたスタッフにも彼らの良さは伝わったみたい。
私達が戻ると皆で一緒にカレーを食べていた。
本当に良かった!