【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第4章 煌めけVivid Color
「みょうじさん、MooNsがスタッフに非難された時に怒ってくれてありがとう」
あの時の正解か分からない行動に、増長さんは感謝してくれた。
「皆さんが我慢している中で、私が言っていいのか分からなかったんですけど......我慢できなくて」
「すごく嬉しかったよ」
「王茶利さん......」
「やっぱり好き勝手言われるのは悔しいな」
「MooNsがまだまだな証拠だ」
「だから、もっともっと!上に行かなければいけませんね」
「私は皆さんのような人達のA&Rになれて幸せです。気取ってないですし、優しいですし。あのスタッフさん達には言いませんでしたが『むしろ大当たりですけど!』と思いました」
なんだか皆さんがこちらを見ているような?
そんな中音済さんが効能の看板を見つけたようだ。
「この温泉......縁結びの効果があるらしい。」
温泉に縁結びとかあるんだ......。
「ここに入った人同士が結ばれるって事?」
「へぇー、珍しいですね」
「素敵な温泉ですね!」
つばさちゃんと私の返答に増長さんと王茶利さんはきょとんとしていた。
その顔は心なしか赤いような気がして、のぼせてなければいいんだけど......。
ちょっと目のやり場には困るけど同じ湯船に浸かるって親睦が深まった感じで嬉しいな。
その後は温泉の中でカレーを食べるラストカットの撮影も無事に終了。
「いや〜、お疲れ!」
「「お疲れさまでした」」
「スタッフの皆さんもありがとうござい「ぐぅーー」