【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第26章 My precious
くちうつし......?
彼の綺麗な指が私の顎に触れる。
「口移し!?む、無理です」
「俺、死ぬかも......」
「えっ!?」
それはだめ......絶対だめ!
ここには私しか居ないんだから私が彼を守らないと。
彼は私を助けてくれたのに恥ずかしいとかだめ。
「わ、わかりました!」
私はペットボトルの水を口に入れるとその頬に手を添えた。
そのまま彼に口付ける。
でもここからどうやって飲ませるんだろ?
唇が触れたままフリーズしていると、小さな音がして舌が入ってきた。
「んっ!」
舌熱い......燃えちゃいそうだ......。
「あっ......ふっ......」
「ちゅっ、はぁ......」
そのまま激しく絡められてすぐに水はなくなった。
もう水ない......その思いは虚しく容赦なく舌を絡め取られる。
「ますな......んっ......」
目の前の彼は熱があるせいかいつもより煽情的だ。
い、色っぽい!
ちゅっと音を立てて唇が離れた。
「はぁ......もう無いですよ?」
「ごめん。夢中になっちゃった......もっとちょうだい」
繰り返し唇を求められる。
なんだか変な感じ。
彼のキスはひどく飢えたようなキスだった。
「んっ......ふぁ......」
「はぁ......気持ち良くて......病みつきになる」
何度も何度も繰り返し求められて私の身体は限界だった。
「あっ......はげし......」
クラクラする。