【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第25章 KICK OFF !
あ、そういえば......。
「竜持くん、ゴールキーパー危ないですよね。代わりましょうか?」
その提案に皆がハッとする。
「あ、でも......私が頑張ったと見なされたら、その時は竜持くんがデートに「そうじゃないよ。絶対にだめ!」
ガシッと増長さんに肩を掴まれる。
「怪我したらどうするの?」
「えっ?」
「嫁入り前に傷を作るのはダメだよ。」
「え......?私、お嫁にいく予定ないです。」
「ふふっ。そう遠くない未来だよ。」
「だめだ。」
「龍さん?」
「お前が是国の代わりにキーパーしたら、俺のチームが確実に負けるだろ。」
「何でですか......?」
「そうだね。俺はなまえに向かってボールを蹴るなんて無理だよ。それなら、負けでいいかな」
「むしろ、なまえチャンを守らないと!」
「暉、なまえを守るのは味方の俺たちの仕事だ。」
「ピーちゃん、ズルい!」
「むしろ、つきっきりでなまえのお世話をしたいけどね。」
「こら〜!ケンケーン。」
「それなら僕がなまえさんの代わりにゴールキーパーをします。」
「ええっ!?ミカリンは敵チームだよ?」
「僕は大丈夫だよ?なまえを盾にするなんて、絶対にしないから。確かに......僕のお嫁さんになる前に傷はつけたらダメだね?」
「竜持くん?」
ど、どういうこと!?