【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第24章 Dangerous Act !
私は増長さんの腕を掴んでこちらを向かせると、その胸に飛び込んだ。
そのまま、ぎゅっと強く抱きつく。
彼の頬を両手で掴み手繰り寄せるとつま先立ちで、唇が振れるくらい近づいた。
「好きです!」
あ、目が合って思わず照れた。
さっきのことを思い出したらだめ!
シーン......。何故かまた沈黙になる。
何で?なにか反応してほしい......。
「『私なら身体を使って引き止めるくらいします!』と言いました。あ、あの......、増長さん?」
私は顔を離して彼の様子を伺う。
「はぁ......無自覚だもんね。」
小声で言われて、抱きしめられた。
「なまえ、トモにそんな事したらダメだよ!」
「ええっ!」
「可愛い!次はボクにも食べさせてね?」
「ゆ、悠太くんが正義じゃない!?」
「ははっ、皆が帰って来ても止めなかったら良かったかな?」
「倫毘沙!」
やめて、二人の仲が!
「みょうじさんは俺が送って行くから。じゃあね。」
そう言うと、増長さんに腕を引かれる。
「北門さん、明日は強引にいってくださいね。きっと、女の人は強引なのが好きなので。」
歩きながら、彼にエールを送った。
彼の顔を見ても照れるんだけど......。
「なまえも強引なのが好きなのかな?次は最後までしようね?」
そう言うと、腕を引かれて彼の腕の中に。
「き、北門さん!」
チュッ、
柔らかなものが当然のように唇に触れた。
「「ああああっ!」」
「今日はありがとう。気をつけて帰るんだよ。」
その後、痛いくらいに増長さんに唇を拭われた。