【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第24章 Dangerous Act !
「一緒に脱げば恥ずかしくないかな?」
北門さんは躊躇なくシャツを脱ぎ捨てた。
綺麗な顔で、身体はかなり鍛えられている。
これじゃ本当に私は筋肉フェチだし、痴女だ......。
「ははっ、顔真っ赤だよ」
「な、何も見てません!」
「なまえの好きなだけ見ていいよ。俺にも見せて」
「むりです......」
ブラウスの前を開かれて、下着を付けた胸が完全に露わになった。
「どんな姿も可愛いね」
「ま、待ってください。見せれるようなものは持ってないです!」
そう言って胸を隠そうとするが、腕の自由が利かずに上手く隠せない。無理をしたせいで、逆にブラウスの肩が落ちてしまった。
「どうして?こんなに綺麗なのに。白も似合うけど、淡いピンクもよく似合うね」
チュッと唇に触れたそれ。
「んっ......」
そのまま首筋に触れて、鎖骨に触れるとそこで止まった。
「これ......」
何だろう?
思わず首を傾げると、
「キスマーク、誰に付けられたの?」
「キ、キス、マーク!?」
なに、それ......?
その思いは顔に出ていたのか、彼が微笑む。
「唇を付けて強く吸うと付くんだよ。こんなに濃く......誰にされたの?」
「さ、鎖骨!?」
あっ、歓迎会の......ま......増長さん!?
「心当たりがあるんだね?」
北門さんは顔をグッと近づけてくる。
「言えません......」
「言えませんって事はやっぱりメンバーの中にいるのかな」
す、鋭い!!
増長さんも北門さんと私が付き合ってると誤解して、彼の事を心配して怒ってたし。
逆も然りだよね......彼も私と増長さんの事を知ったら良いようには思えない。
「ごめんなさい、許してください。これは特別な意味は無くて、か、からかわれている様な......?」
「それこそ、もっと許せないな」
おかしいな......煽ってしまった?
交渉能力がない自分が恨めしい。