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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第23章 沢山の愛をキミに


「お前らなー!」

「なまえちゃーん!」

「二人とも、走るの速すぎ!」

残りの三人も追いついたみたい。
思えば今日は剛士くんと出かけていたはず。


それが、いつの間にか

「皆さんが勢ぞろいしている......。」



「ちょっと、カズ!なまえを離して!」

竜持くんが彼を引き剥がす。


「あ、ありがとうございます......。」

『カズに気をつけてね?』

そういえば前にそんな事を言われたな......増長さんはよく竜持くんに止められて......


待って?

増長さんは北門さんが大好き。
北門さんのお姫様は竜持くん。
そして、竜持くんは増長さんを頻繁に止めている。

竜持くんは、増長さんが好き!?



「まさかの......三角関係!?」

でもそれって......友情として?

いやお姫様はさすがに恋愛対象......。

「なまえちゃーん、どうしたの?戻っておいで!」

「はっ!悠太くん!?」

「お前な、今日は俺と出かけてんだろ!何してんだよ!!」

「ごごご、ごめんなさい!自分から誘っておいて、ごめんなさい!」


シーン。


「剛士はなまえとデートしたんだよね?」

愛染さん......なんだか、少し落ち込んでる?

そう思ったら、帝人さんは百くん溺愛だし大好きだよね?

暉くんと龍さんはどうなのかな?

龍さんは命がけで幻の薬草を......。


「あああああっ!!」

「本当にどうしちゃったの!?なまえちゃん!」


そもそも彼らが何かしてくるのは、好きな人に私を抱きしめさせるくらいなら自分が抱きしめた方がいい的な......?


「自己犠牲精神......?」

「えっ、じこぎせいせいしん......?」


それ、友情?恋愛?

恋愛経験値が皆無の私には、最早手に負えない。


「ゆ、悠太くん......。」

「うん、何?」

「かかか、帰りましょう!」

「ええ!?どうしたの!?」

彼の手を取ると私は走り出した。


「みょうじさん!?」

「「なまえ!?」」
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