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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第23章 沢山の愛をキミに


チュッ、

あっという間に唇を奪われる私。



ええええっ!?
この人たち、キスは挨拶!?


顎を持たれると逃げられないようにして、口付けられた。


「んっ......ふっ!」

ちょっと待って!
挨拶にしては、重たい......。


「っ!......んっ......。」

ここ、劇場からの通路!?


「あれ、トモくん!!......まっすー!?」

「北門、増長......!?」

「トモ......?ちょっと、カズ!!」



歩いて来た彼らと目が合う。
私の目には涙が溜まっているだろう......。


「映画、楽しかった?ついでに見て行っていいよ?」


増長さんは彼らに笑顔を向ける。

私には、いじわるだけど......。


「許してください!!」

「お仕置きだから......見てもらおうね」

そう言って顔を近づけられる。



「も、本当に......ごめんなさい!」

「毎回、そう言ってるよね?」

「そうですけど......接吻は辞めてください!!」

「ふふっ、接吻っていつの時代の人なの?遙日もそろそろ帰ってくるかな?キラキンにも見てもらう?」

「え......、何で?」

「俺達もつけて......映画観てたんだよね......触られすぎかな。」

「二人で映画とか、仲良しですね?」

「はっ!?違うから。」

「私も違います!あれは不可抗力!!」

「本当かな?」

「手は握られましたけど!」

「怖くて握り返しちゃった?」

「な、何でソレを!?」

「図星なの?カマかけたのに。」

「ひぃ!」

「そもそも、剛士の手だと思って握り返したんでしょ?」

「ち、違います!」

「嘘だよね?目が泳いでるよ。」



恐ろしい!!
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