【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第22章 Sweet Temptation
「助けてくれたんですよね?ありがとうございます」
もはやパニックの私に、百くんの声が聞こえた。
「テレビから女の人が」
その声に反応して、ついそちらを見てしまう。
慌ててぐるんっと顔を逸らした。
「うっ、......もっ、やだぁ」
「大丈夫、怖くないよ」
増長さんが背中をさすってくれる。
「......離さないでくださいね?」
なぜか、彼はフリーズしているみたい。
どうしてだろう?
『早く明かりが付かないかな』
そう考えていたら、ギュッと抱きつかれた。
「愛染さん!?」
「はあ......男だらけの中で唯一癒される。なまえは天使だね」
そう言うと頬にキスされて、顔に熱が集まる。
「健十、離して?」
「嫌だ。和南がなまえを離してよ。今日のなまえは色っぽいね。透けてるけど見せてるの?」
えっ......?
指差された方向に視線をやると、ブラウスから下着が透けていた。
「いやああああ!」
慌てて隠すけど、もう遅い。
二人には見られてるよね?
「どうしたの?」
そう声をかけてきた、北門さんに慌てて抱きついた。
「ははっ、大胆だね?」
彼はギュッと抱きしめ返してくる。
「はぁ......癒されるね」
「く、くすぐったいです!」
何故か彼に首筋に顔を埋められている状態だ。
そのまま、首筋にキスをされた。
「ひゃっ!」
「ははっ、可愛いね」
「とにかく、私から離れないでください!私を見ないでください!」
「わかったよ。その代わりこの間みたいに膝の上に座ってくれる?」