【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第20章 Sweet&Sweet
「恋愛は傷つくものですよね?」
「え......?」
「だって、好きな人が自分を好きなんて保証はない!ある人が誰かと付き合えたら、その人に好意を持っている人は必ず傷つきます。気付いていても気持ちに応えれないなら傷つける。それに彼女の態度に増長さんは傷ついてる。お互い様ですよ?私ならフラれてもあんな態度とりません」
「なまえならどんな感じになるの?」
「告白に気づいてなかったら、もう一回すると思います。フラれても、顔を合わせる人なら普通にしてますね。すぐには諦めれませんし好きなままですが、好きだからこそ相手に気にしてほしくないです......」
「なまえは強いな」
彼が頭を撫でてくれる。
「百くんに褒められました!」
「そうだよ!まっすー、あんまり自分を責めちゃダメだよ?」
「なまえの言う通り。こういうことは業界じゃよくあると思うし」
「みんな......」
「気になるなら彼女に謝る場を設けましょう。増長さんの誠実さは武器ですし、きっと彼女にもそれは伝わります」
「澄空さん、ありがとう」
スケジュールを調べると彼女は多忙なようだし、彼らと入れ替わりでステージに上がる予定だそうだ。
つばさちゃんも悩んでいる。
「一つだけ、いい方法がありますよ」
増長さんと目が合うと微笑んだ。