• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第20章 Sweet&Sweet


遂にイベント当日。

どうやら大盛り上がりで、過去最大の入場数だそうだ。


控え室に向かう私達。

そんな時、向こうから歩いてくる人影があった。

あの人、増長さんに告白したタレントさんだ。


「あ......」

「......!」

彼女は不機嫌な顔をして引き返して行ってしまった。


「あのタレントさん、急に怖い顔で走って行っちゃったけどどうしたんだろう?」

「カズの方見てなかった?」

あんな、あからさまに避けられたら驚くよね。


「大丈夫ですよ、増長さん」

私は彼の袖を引っ張った。


「うん......」

「まずは、控え室に行きましょう」

つばさちゃんの声に続いて私達は歩き出した。



「カズ、あのタレントさんと何があったの?カズの顔見た途端に引き返すなんて、なにかあったのがバレバレ。隠し事なんてさせないからね」

「......彼女は俺と顔を合わせたくなかったんだと思う。彼女が思いを伝えてくれたんだけど、俺は気付かなくて......一方的に彼女を傷つけてしまったんだ」

「それは言い過ぎだ。俺となまえもその場に居たし、つばさも見ていたようだがリーダーが勘違いしたのも無理はない」

「でも、俺が傷つけたことに変わりはないよ」


かなり思いつめてるようだけど......。


「多分、勘違いをしてると思いますよ」

私は堪えきれずに口を開いた。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp