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【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第19章 みんなで奏でる始まりの音(2期)


「俺にもくれるかな?」

その声は北門さん。


「はい、サンドイッチとか好きですか?」

「ありがとう。先に食べて」

手に持ったサンドイッチをこちらに差し出してくる。


毒味とか?

悠太くんと暉くんの様子がおかしかったし不安になったのかな?

言われるがままに噛み付くとグイッと腕を引かれた。


「んっ!」

「さすがなまえだ。美味しいよ!」


咥えたサンドイッチを食べた。

なんなら唇ごと食べられた!


「なまえも美味しいね」

眩しい笑顔でそう言われる。


「今、北門さん!」


そうか......犬猫でもキスしたりするもんね。


そんな感じ?


って、彼はアイドルだよ......そんなの許したらダメだ!


「き、北門さんにとってはペット感覚でも私は照れます!」

「何を言ってるの?」

「気軽にキスとかはダメです!」

彼の肩をガシッと掴んで力説する。


「でも、好きならするよね?」

「はい、します?」

っていきなり何の話?


「なまえとならそれ以上の事もしたいな」


それ以上......?

犬猫のキスの上は何?


「添い寝とかですか......?」

「いいね。してくれるの?」

「例え話です!」


「なまえ、大丈夫?」

「竜持くん!」

そこに、救世主が現れた。

彼は北門さんの扱いのプロだ。


「僕もちょうだい」

「何にしますか?」

そう言っておにぎりに手を伸ばすと


「コレで良いよ」

「っ!?」


両頬を掴まれて唇の横に口付けられた。

横といってもほぼ触れている気がする。


「ついてたから」

「りゅ、竜持くん?」

「どうかした?なまえ、リンゴみたいに顔が真っ赤だよ」
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