第19章 みんなで奏でる始まりの音(2期)

キタコレの取材は、やっぱりギリギリかな？
慌ててタクシーを拾って、乗り込んだ。


到着すると思ったよりは時間があったみたいだ。


「北門さん！是国さん！」

ロビーで彼らの姿を見つけて駆け寄る。

「お疲れさま」

「お疲れ」

「お疲れさまです。間に合ってよかったです」

北門さんに促されて隣に腰掛ける。


「THRIVEの撮影どうだった？」

やっぱり他のグループの様子も気になるよね。


「皆さんかっこよかったですよ！剛士くんが猫耳持った悠太くんに追いかけられてましたけど」

思い出したら笑ってしまう。


「ほんとに......悠太は剛士で遊ぶの好きだよねー」

「ははっ、なまえは付けられなかったの？」

「私も付けてにゃんにゃんポーズ？をしました」

「それは俺も見たかったな」

「え、見る価値無いですよ！」

「今度個人的に見せて？遊びにおいでよ。ねぇ？竜持」


竜持くんはなにやら不満顔？


「遊びに来るのはいいけど、猫耳は見せなくていいから」

「お目汚しですよね？わかります。竜持くんの様な可愛い人がつけてこそ......」