【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第3章 Pastel Colorにご用心
やっぱり......歌が好き。
彼がこちらを凝視している。
ジャジャーンーー
一曲が終わりギターの音が止まった。
「すごい!ギターもですけど、歌も上手だし......最高でした!!」
興奮気味に話すと腕を掴まれる。
な、何?
「お前!なんで......そんなに歌上手いんだよ!!」
しまった......あの日からこんなことは無かったのに。
「え!?全然上手くないですよ!そう聞こえただけ?気のせいですよ!アハハハ......内緒にしておいてもらえますか?」
他の人に知られたい事ではない。
頷いてくれる姿にほっとする。
「わかった。俺が練習する時は出来る限り付き合え。それが出来ねーならばらす」
「ば、ばらす!?」
思わぬ落とし穴......な、何で!?
「これからよろしくな。なまえ」
結局は不敵な笑みで丸め込まれてしまった。
アイドル......恐るべし。