【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第18章 ココロ惑わす色香
「なまえを悦ばせるものだよ。試してみる?絶対に後悔させないから」
「えっ......」
どういうことだろう。
「俺の方がみょうじさんをよくしてあげれるよ」
「増長さんも何か......」
最初から気になっていたけど彼もそれを持っているみたい。
「どうやって使うか、俺が教えてあげようか?」
「一体、何の話をしてるんですか?」
愛染さんの言葉の意味を考えていると、
「一番に俺と......いや、違うね。なまえ、俺とだけしよう」
微笑んだ北門さんに手を握られた。
「喜ぶとか、良いとか、するとか、何の遊びですか......?」
突然、私達の上に黒い影がさす。
次の瞬間、
「お前らあああー!変なこと教えんじゃねぇ!!コイツから離れろおおお!!」
剛士くんの大きな声が響いた。
「みょうじ、大変だっただろ?遅くなって悪いな」
「剛士くん、野目さん、ありがとうございます!」
ジョギング組が帰ってきてくれて、私達は無事に救出された。