【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第18章 ココロ惑わす色香
「あ、愛染さん?」
後ろにいるのは彼だった。
服の裾から手を入れられると、お腹を撫でられる。
「や、やめてください」
そのままその手は太ももへ。
「んっ......だめです!」
「なまえは敏感なんだね?」
「愛染さんが言うと、卑猥にしか聞こえません!」
「そういう意味でいいよ」
「からかわないでください!」
「俺にも触らせて」
聞こえてきたのは北門さんの声だった。
彼は増長さんの後ろにいる。
「く、くすぐったいです......」
彼の手が腰に左右から触れた。
「なまえの腰は細いよね。力を入れて掴んだら折れちゃいそうだよ」
え......?
「腰を、掴む機会なんてありますか?」
「うん、あるよ。なまえと俺で試そうか?」
そう笑われたけど、そんな機会あるんだ。
「みょうじさんに変なこと言わないで」
「本当にカズはなまえが大好きだね」
北門さんも増長さんのこと......大好きだよね?
無自覚に彼で遊んでいるような気がする。