【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第14章 胸騒ぎのChristmas Color
腕を引かれると、身体を引き寄せられる。
「ひ、膝!」
いつの間にか、彼の膝の上に跨がる体制になっていた。
「ふふっ、焦りすぎだよ」
降りようとするけど、回された腕は強い!
「あの、私もプレゼントは香り系にしますね?このお部屋は、ラベンダーの香りですか?嗅ぐだけで太る効果が......嗅がないようにしないと」
「ふふ、さすが女の子。詳しいんだね?みょうじさんは、どんな香りが好き?」
「ボディクリームは、ジャスミンですね。良い香りがしますよ?」
「ジャスミンか......さっきのハンドクリームにも入ってるんだよ。違う一面があるのか......」
「そうなんですか、嬉しいです!......どういうことですか?」
「知らない?」
なんのことだろう。
「そのうち、見せてね」
なにやら、顔が近づいてくる。
「お返しはこれでいいよ」
ちゅっと音がして、額、目、鼻、頬に口付けられた。
「ええっ!」
顔が熱いし......ドキドキで苦しい!
「もう一箇所、もらってもいい?」
綺麗な人差し指が触れたのは、私の唇。
勿論、混乱している。
「なにやら、大変なことになってるなー」って思ってる。
あれ......人ごと......?
「黙ってるなら、遠慮なく貰うね」
「まっ......んっ」
柔らかなものが、唇に触れた。
「ふふっ、ごちそうさま」
微笑む彼に顔が熱い。
どうか......穴があったら、入らせてください。
ドキドキして、苦しい。