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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第14章 胸騒ぎのChristmas Color


動悸はおさまらないままで、隠されていた視界が開ける。


「あ、ありがとうございました」

「ごめんね。間に合わなかった」

「いえ、増長さんのせいじゃないです!」

増長さんは何だか落ち込んでるような気がする。
どうしたのかな?


目の前には、バスタオルで華麗に隠す帝人さん。
屈伸状態だよね。
アキレス腱が鍛えられそうな体制だ。


「これは、これは......お粗末なものをすみません」

「だからいつも、裸でうろつくなって言ってんだろ!」

野目さん......お母さんだ。


時刻は、ちょうど0時を告げる。

「メリークリスマス......!」

暉くんが言ってくれた。


「刺激的なプレゼントでした......」

私は遠い目をして、そう伝えた。


「さすがにこのプレゼントは迷惑だ」

百くんが優しく頭を撫でてくれて、私はその腕に飛びついた。


「私、百くんに触れられるの好きです!」

「なまえ?」

「安心させる時とかに、触れてくれますよね?」


彼は、なんて萌え要素の塊なのだろうか。

帝人さんが、萌えるのも無理ない。


「俺も男だ......あんまり引っ付かない方が良い......」

「百くんなら大丈夫です。私が嫌がる事は絶対にしないですね?」

「も、もう本当にやめ「触っていいですよ?」

彼の両手を掴むと、自分の両頬に当てた。


「とんだ、クリスマスプレゼントだ......」

「へ?」


私の肩に額を付けて、うな垂れる彼。


どうしたんだろう......?


周りを見れば、皆が困ったように笑っている。

あれ......?
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