【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第14章 胸騒ぎのChristmas Color
「あ、暉くん。お邪魔してます」
そちらに、顔を向ける。
彼は......バスタオルしか身につけていない!?
「暉!?」
冷蔵庫からコーラを取り出す彼に増長さんも声をかけた。
「ごめんなさい!元後言えば私達がこんなに遅くに......」
「なまえちゃん!来てたの?あっちで話そうよー!」
「ええっ!」
そのまま手を引かれてリビングへ。
暉くん......服......。
「つばさちゃんも一緒?二人でどうしたの?」
案の定彼女も赤面している。
何とか資料を届けに来たことは伝えていたけど......。
「暉、服着なよ」
増長さんが私の隣に来てくれた。
本当に早く着た方が......。
腰に手を当てコーラをペットボトルのまま飲み出す彼。
THEお風呂上がりという感じだ。
次の瞬間はらりと何かが床に落ちた。
何かと言っても一つしかないわけで、
つばさちゃんと私はフリーズする。
すぐに視界は遮られた。
増長さんの手かな?
でも、
「「きゃあああああーーっ!!」」
私達の悲鳴がこだました。
「いやああああああーーっ!!」
暉くんの悲鳴も聞こえた。