【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第14章 胸騒ぎのChristmas Color
お手洗いを借りて廊下に出ると、増長さんに遭遇した。
「ごめんね......今夜はゆっくり眠って忘れてね」
あの事だよね?
「一生忘れられそうにないです!」
衝撃的すぎて。
そんなに、まじまじと見たわけじゃないけど......。
必死に頭を振りすぎて、クラクラしてきた。
背後の扉にもたれかかると、
ーーガチャッ
「きゃっ!?」
「みょうじさん!」
突然、それが開いて部屋の中に入ってしまう。
助けようとした彼に、押し倒される形になった。
「大丈夫?どこか、打ってない......?」
彼に優しく後頭部を撫でられながら部屋を見渡す。
「ごめんなさい、大丈夫です!」
その部屋は統一感のあるシンプルな部屋だった。
アロマかな?いい香りがする。
あんまり見たら、失礼だよね。
早く閉めて戻ろう!
「大丈夫。ここは俺の部屋だよ」
えっ、大丈夫って......何が?
見上げると至近距離で綺麗な瞳で見つめられる。