【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第14章 胸騒ぎのChristmas Color
「はは、子供みたいな所も可愛いよ」
北門さんはハンカチを取り出して、私の頬を拭ってくれた。
「ありがとうございます」
外見は勿論だけど中身までも激しくイケメン!
皆さんは性格もとても良いよね。
天は彼らに二物も三物も与えたみたい。
目線の先には、てんぷら蕎麦を食べる帝人さんの姿。
悩んだんだよね......。
「食べますか?」
「ごめんなさい、見過ぎました!」
そんなに物欲しそうな顔をしてたかな。
うぅ......恥ずかしい。
「どうぞ!なまえさんに食べ物あげるの、病みつきになってるんですよね」
彼は俗に言う『あーん』をしてくれる。
「いいんですか?んー、美味しいです!ありがとうございます。
でも、どうして病みつきになったんですか?」
「何か......食べてる姿も超絶に可愛いんですよ!小動物みたいですよね!」
「可愛いは滅相も無いですが、『食べ方がハムスターみたい』とは言われた事があります」
まさか......ここでもそんな話が出るなんて。