【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第12章 Colorful Party
悠太くんが、パクッと苺を摘み食いした。
「んー、あまーい!」
笑顔が......可愛い。
「悠太?」
すかさず、増長さんが注意する。
「味見、味見ー。はい、まっすーも〜」
そう言って、食べかけの苺を彼に差し出す。
「あ......」
口を近づける彼も可愛い。
「んー、と見せかけて!」
悠太くんが、食べた。
「あはは、二人とも可愛い!」
そのやり取りに、口元が緩む。
「はい、なまえちゃんもどうぞ?」
次はこちらに差し出してくれた。
恐る恐る口を開けて近づくと、
「可愛いから〜あげるよ ♪大きいから一口じゃ入らないかも!」
口の中には、甘酸っぱい苺のお味!
「おいひぃです!」
食欲が少し満たされたのを感じる。
彼のいう通り一口は無理で、もう一度口を近づけようと......。
「残りは、僕の!」
「ふぇ?」
その苺はひょいっと取り上げられて......食べられた。
増長さんに?
「あーー!なんで!?」
「これは、俺の。悠太は食べすぎ!」
「まっすー、なまえちゃんと間接キス!」
「はっ!?」
「ゆ、悠太くん!行っちゃった......」